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2020/07/20 21:35

食べるよろこび、集うたのしさ
~ 熟成ワインの美味しさ ~

古酒って何が違うの?!と思う方も多いのではないでしょうか?そして必ずしもワインは熟成させればすべてが美味しいという訳でもありません。

フレッシュな早飲みワインは、果実味に富んで、酸味もイキイキとしていますし、タンニンがしっかりした葡萄品種だと渋みや果実味がパワフルで果実味も楽しめます。

一方、熟成したワインは、酸味が落ち着き、タンニンもまろやかな舌触りが特徴的です。色調は褐色がかり、香りもなめし皮や、森の土やキノコのような熟成香(腐葉土)が加わり複雑味を増し、味わいは円熟味をましていきます。

同じワインでも、1年、5年、10年と時間とともに味わいは変化していきます。

しかしながらワインは熟成すればするほど美味しくなる、というわけではないということです。

ワインはどこかのタイミングで飲み頃を迎え、それは、産地や作り手、ヴィンテージ、品種によって異なります。

時間と適切な環境を与えられた味わいはとても不思議です。